どうもモケリンです。
今日は『ファクトフルネス』の「恐怖本能」についての話です。
今は「不安になる要素」が重なっている
連日のコロナの報道や、自粛生活が長引いていることもあって、心が疲れている人も多いはず。
人は分からないもの、知らないものに対して恐怖を抱くものなので、「新型コロナウイルス」に対して恐怖を抱くのは、当然といえば当然の話。
『ファクトフルネス』の中に「恐怖本能」の話がありました。
- 身体的な危害(暴力、危険動物、鋭利な刃物、自然の脅威など)
- 拘束(何かに閉じ込められたり、誰かの支配下に置かれたり、自由を奪われるなど)
- 毒(目に見えない有毒物質など)
1つ1つでも「恐怖」なのに、これが2つでも重なるとより「恐怖本能」が刺激されるそうです。
つまり「恐怖」を感じて、パニックになりやすいということですね。
私たちの今の生活って、
「身体的な危害」=新型コロナウイルス
「拘束」=自粛により自由を奪われている
この2つが重なっているので、「恐怖本能」が刺激されて、冷静さを失っている状況かもしれません。
過剰に不安になっている?
コロナは脅威かもしれない。
けれど、過剰に不安になっている部分もあるのではないだろうか?
コロナに感染するかもしれない恐怖。
いつまでこの自粛生活が続くのかという不安。
以前と同じような生活になるには、いつまで待てばいいのか。
そんな気持ちが、余計に不安を増殖させているのかもしれません。
『ファクトフルネス』の中にも、
世界は、実際より恐ろしく見える。メディアや自身の関心フィルターのせいで、あなたのもとには恐ろしい情報ばかりが届いているからだ。
と書いてありました。
ニュースは「恐怖本能」を刺激する内容ばかりを報道しているらしいので、見れば見るだけ不安になってしまうように出来ているそうです。
メディアは、本当に大事なことだけを伝えてくれるわけではない。
そう考えると、自分の今の不安が「作り出されたもの」かもしれないということに気づきました。
冷静になる
今、私たちに必要なのは、
「過剰に不安にならない」
「パニックにならない」
ということかもしれません。
「思いつめて不安にならない」=「楽観視する」
というのは違うけれど、
「恐怖を作り出さない」
という部分は、意識したいところ。
今はシンプルに
「家で過ごす」
という点だけに、意識を集中したら良いのかもしれませんね。
引きこもり万歳!