どうもモケリンです。
今日は転売の話です。
転売も商売の一つ
私は以前から
「転売というのも一つの商売の形」
と考えていました。
「仕入れ値よりも、売値を高くして販売する」
というのは、商売では当たり前の話。
個人でやるのか企業でやるのか、その違いがあるだけで「商売」と考えたら、「転売屋」も「企業」も根本的にはやっていることは同じ。
ただ転売屋が数多く非難されるのは、売値が法外な設定に思えるからでしょうね。
「人の弱みに付け込んでいる」
とみなされて、非難されてしまうのも仕方ないとは思う。
転売屋は社会に役立つ
トイレットペーパーが店頭から消えたころ、トイレットペーパーを高額で転売している人がTwitterで、
「人ごみの中、コロナがうつるかもしれないというリスクがあるにもかかわらず、私はトイレットペーパーを購入した。なのでそのリスク分を売値に追加しているだけなのに何故非難されないといけないのか」
というようなことを書かれていました。
「転売=悪」
と思ってしまうと、この人の言い分が素直に耳に入りません。
しかし「転売=一つの商売」として考えてみると、この言い分にも納得。
『不道徳な経済学』にも
「転売屋は社会に役立つ」
と書いてあります。
購入代行してくれている転売屋
例えばマスクの購入問題。
ドラッグストアに開店前から行列に並び、整理券をもらう。
それでも購入できるかどうかは分からない。
購入できるかどうかは運次第みたいなところがあります。
それよりも値段は上がるけれど、転売屋からマスクを購入するのはどうか。
朝早くに起きる必要もない。
行列に並ぶ必要もない。
買えるかどうか心配しなくても良い。
『不道徳な経済学』では、
転売屋は「購入代行」をしている
と書いてありました。
本書では「転売屋」ではなく「ダフ屋」です。
代行してもらっていると考えると、「転売屋=悪」ではないですよね。
ただ法外な金額にひるむけれど。
それでも転売は好きになれない
ここまで書いてきましたが、個人的には転売屋から物を購入したいとは思いません。
何故なら、保存状態が分からないから。
特にホットケーキミックスなどの粉ものは、ダニがわくのでよく分からない人から購入するのは勇気が必要。
そして「転売も商売の一つ」とは思うけれど、困っている人を増やしているだけに思えるため、買い占めするのはやめて欲しい。
商売の視点から「転売」について考えてみたけれど、やはり好きになれないのは報道の影響もあるのかも。
メディアに踊らされていることを痛感します、反省。
もっと純粋に自分の頭で考えて、物事を判断したいです。