以前から気になっていた、小飼弾さんの『本を遊ぶ』を読んでいます。
本を読んで気になったことはコチラ↓
本に読まれていませんか?
『本を遊ぶ』の中に、
「本に読まれないようにしよう」
といったことが、書かれていました。
同じジャンルや、同じ著者の本を読み続けるというのは、受け身な読書をしている証拠。
書いた人の思考を、ただ流し込んでいるだけ。
自分で考えることを放棄しているようなもの、というわけです。
読書を通じて、
「自分の頭で考えられるようになることが大事」
だと、小飼さんは本に書かれています。
受け身な読書では、自分の頭で考えるということが出来ない。
今は特にスマホなどから情報が溢れ、自分で考えるということがしにくい状況ですよね。
情報に流されたくない!
情報に飲み込まれないようにしたい!
と思って読書をしても、自分の頭で考えずに読書をしているのなら、意味がないのかもしれない!と反省しました。
「役に立つ」って何?
特に気をつけたほうが良いのは、「ビジネス書」ばかり読んでいる人だそうです。
- 自分の知りたいジャンルばかり読んでしまう。
- それ以外(小説など)の読書は、意味がないと思ってしまう。
私自身、ここ数年、ビジネス書や自己啓発書ばかり読んでいます。
以前は小説ばかり読んでいたのですが、
「自分の利益になる情報だけを欲しい」
と思うようになったのです。
自分の利益だけを考えていることを、小飼さんは「貧しい」とバッサリ。
自分にとって何が役に立つのか、その判断は難しいもの。
そもそも「役に立つ」ことが何なのか、はっきりと分かっていないと本に読まれてしまうだけだと、小飼さんは仰っています。
- 現状を打破したい!
- 自分を変えたい!
- もっとお金を稼ぎたい!
などなど、明確ではないことを求めて読書をしても、結局のところ得られるものなんてないんですよね・・。
問題が分からないのに、答えを求めている。
これでは意味がないということを、改めて教えられました。
おわりに
「読書をする」と言っても、ただ文字を読むだけではダメ。
書かれていることを全面的に信じてもダメ。
考えてみれば当たり前のことだけど、すっかり忘れていたような気がします。
情報を信じる。
情報を発信している人を信じる。
これでは流されるだけ。
何でもかんでも疑うのは疲れるけれど、実際は情報を疑うこと。
崇拝している人だからという理由で、発信内容を信じないこと。
とにかく自分の頭で考えて、物事を判断する。
判断できるまでの道のりは、簡単ではないかもしれない。
それでも、「考える」ことを放棄しないようにしたいですね。
読書を通じて、自分を成長させることを忘れないようにしたいと思います。