アレクサンドラ・ラインヴァルトさんの『ホントはやなこと、マジでやめてみた』を読みました。
自分磨きをスルー?
本の中で、一番気になったのは、
「自分磨きを、スルーしてみた」
です。
「がんばって努力さえすれば、いつかきっと理想の自分になれるはず」
そう信じていたという著者のラインヴァルトさん。
しかし現実は、理想通りになんてならない。
なりたいと思う自分の姿を想像して、必死に頑張ってみても
「なんか思ってたのと違う」
という現実を、目の当たりにするのがオチ。
本当の私はこんな姿じゃないんだよ!!
自己啓発のセミナーなどに行っても意味はなく、周りの負のエネルギーの大きさに戸惑うだけ。
理想としている自分は、本当になれるはずの自分なの?
思い描いている理想の自分は、もしかしたら
「自分ではどうにもできない自分」
なのでは???
こんな姿でも、ありのままの現実を受け入れていきたいですね。
自分が作り出した「理想像」に振り回されて、理想通りにならない自分を責めてしまうなら、いっそのことスルーしてみよう!
「休みの日でもおしゃれして、部屋をキレイに飾って優雅な生活」
なんてのが理想だとしても、自分にとって本当に心地よいのが
「ジャージでひたすらゴロゴロする」
だったらそれでいいじゃない。
ダラダラすることは素敵なことだよ、僕はそんなことはしないけどね。
理想通りにならない自分を責める必要はない。
今のままの自分で全然大丈夫!
といったことが書かれていました。
(要約したつもりが結構長くなってしまった)
理想と現実の差
本を読んで感じたのは、
「理想としている世界の自分って、現実とかけ離れすぎているのかも」
ということ。
理想としているものが、
キレイで優しくて優雅で洗練されている女性
だとする。
しかし現実の自分は
ダラダラするのが大好きな怒りっぽい人
だとしたら・・。(私のことです)
理想と現実の差を埋めることは、簡単じゃないですよね。
どこから改善すりゃいいんだか分かりゃしない。
「頑張れば理想の自分になれるよ!」
と言う人もいるけれど、なかなか理想の自分になれなくて苦しい時に、
「うまくいかないなら、それは頑張りが足りないからです」
と言われたりするからしんどい。
自分で変えられるものなら、努力したらいい。
けれど、自分ではどうにもならないことに頑張る必要はないってことですよね。
自分ではどうにもできないから、私は顔が大きいままなんだよ。
そして、その理想の自分に、本当になりたいと思っているのかも重要だと思う。
冷静に考えたら、ビックリするぐらいどうでもいいと気づく理想もありますからね。
私の場合、
キレイで優しくて優雅で洗練されている女性
という理想は要らないなって、ブログを書いてて思いました。
面白くないので不要と判断しました。
自分の理想を洗い出して、不要なものはどんどん手放してみようと思います。