高橋孝雄さんの『最高の子育て』を読みました。
本をめっちゃ簡単に要約すると・・
個性や能力って、遺伝子で決まっているもの。
だから無理に高めようとしたってどうにもならないよ☆
と言ったことが(私の目には)書かれていました。
勝手な解釈をして苦情が来ても知らないよ!
早期教育も意味がない
「早期教育もしなくていい」
と、本にありました。
早期教育をしても、プロになれるかどうかは別問題。
早くに水泳を習わせても、水泳選手になれるわけじゃない。
早くに算数を習わせても、数学者になれるわけじゃない。
他の子よりも、ちょっとだけ出来るという状態は、小学生になったらなくなってしまうもの。
先取り教育をしたところで、本人に素質がなければ、無意味になってしまうそうです。
魚として育てたかったけれど、本人に素質が無いようです。
そんな話を読んでいて、我が家の早期教育のことを思い出しました。
子どもたちが保育園の頃、英語の教材を注文。
しかし本人たちにやる気はなく、早々に辞めてしまいました。
勉強なんて興味ありません。
本人がやりたいと思うこと。
本人が必要だと思うこと。
そういう気づきがないと、身につきませんね。
とんびは鷹を生まない
そうは言っても、
「早期教育のおかげで、3歳なのに英語を喋る子もいるわよ!!」
みたいなことってありますよね。
猫の気品まで違います。
でもね、それって親が鷹らしいんですよ。
「とんびが鷹を生む」
なんて言葉もありますが、どうも違うらしい。
もしも子どもが鷹ならば、とんびのように見えている親も、実は鷹。
だから鷹が鷹を生んだだけの話なんですね。
カラスの話もしなさいよ!!
親はピアノが弾けないのに、子どもはピアニスト!なんていうのも「とんびが鷹を生む」ではなくて、鷹が鷹を生んでるだけのこと。
本当は親もやってみれば音楽の才能があるのに、やってこなかったから分からないだけなんだとか。
親に無い才能が子どもだけにある、なんてことは滅多にないそうです。
能力や個性は、親の遺伝子を引き継いでいるものだから。
親の遺伝子を引き継いで、顔も体も態度もビッグサイズの坊さんです。
才能が花開いたらいいね
才能って、どこで花が開くか分からないもの。
早くに開く人もいれば、遅咲きで60歳になってから開く人もいる。
我が子がなかなか花を咲かせないと、親はやきもきしますよね。
でも親は、花さかじいさんじゃない。
無理に花を咲かせることは出来ないんですね。
おらは、ばあさん。じいさんではねえんだわ。
そんな話を読んでいて、もっと肩の力を抜こうと思いました。
我が子がとんびなのか。
それとも鷹なのか。
それとも蛙なのか。
それは分かりません。
「蛙ならお断り!」「酷いわハク!!」
子どもを信じて待つというよりも、個人的には、子ども自身がどんどん困った状況になるしかないような気がします。
困ったらどうすればいいのか。
それを自分で見つけて行くしかないんじゃないかなって。
母ちゃんは、自分の人生で手一杯なので、君たちは勝手に大きくなってくれよ。
そんな心境でございます。