中野信子さんの『キレる!』を読んでいたら、こんな文章がありました👇
任俠の世界で交渉上手な人は、自分たちに非があった場合、とにかく相手にしゃべらせるのだそうです。
あえて相手にありったけの文句を言わせるのです。
言わせるだけ言わせて「お前はいつもそうだ」などと、人格攻撃が始まったときに、
「確かにこちらにも非がありましたけど、そういう言い方はないんじゃないですかね」
「そこまで言うっていうのは、どういうおつもりですか」
と、反撃するそうです。
相手に人格攻撃したことを後ろめたく思わせて、劣勢から優勢の立場にひっくり返すのです。
『キレる!』より引用
言われっぱなしはNGらしい
相手に言われっぱなしで、何も言い返せない人っていますよね?(私です)
腹の中では相手への罵倒もしているんだけど、表には出せなくて、ただただ相手の怒りを正面から受け止めてしまう人っていますよね。(私です)
私の頭は重いんだから受け止めな!!
そういう人は「なめられている」と、『キレる!』には書いてありましたけれど、知ってるよ。
なめられている本人が、一番知っているよ。
オイウチカケルナ
「この人には何を言っても良いんだな」
と思われないためには、適切な返答をすることが大事。
例え自分に非があったとしても、何を言われても良いわけではありません。
その辺りの返しが上手なのは、任侠の世界なんだそうです。
でもこれ、上級者レベルの返し方らしいので、なかなか身につけるのは大変な感じ。
言いたいことがあるなら言ってごらん。聞かないから。
言い返すのが上手な人をマネしてみる
『キレる!』では、「言い返し方」がいくつか紹介されています。
しかし、どんなに素晴らしい「言い返し方」が紹介されていても、実際に言い返したい場面になった時に活用できないと意味がありません。
心の声(後ろの人、顔がデカくない?)
著者の中野さんは、
「言い返すのが苦手な人は、会話の勉強不足」
だと、仰っています。
押されたら押し返す、振り回されそうになったら上手にかわすといった、対人関係の会話で使う日本語をきちんと学んでいないのではないでしょうか。
『キレる!』より引用
中野さんは、そういった勉強不足の人たちに、
「切り返し方が上手な人をマネしてみよう」
と、本に書かれています。
中野さんが切り返し方が上手だと思われているのは、有吉弘行さんやマツコ・デラックスさん。
そしてコチラの漫画も紹介されていました👇
『深夜のダメ恋図鑑』は、女性がイライラしてしまう状況に対して、ズバッと本音を言ってくれる爽快なマンガです。
私は大好きなんですけど、男性は爽快な気持になるかどうか微妙なはず。
現に夫は、
「男性目線だと、責められているようで辛いから読みたくない」
といって読んでません。
君の配偶者はノミの心臓なのかい?
当たり前ですが、ズバッと本音を言われることで、傷つく人もいますからね。
人間関係って、オブラートに包むほうが、お互いに傷つかなくて済むとも思います。
ただ、自分にとって許せないこと、酷いことを言われたら、言い返したほうがいい。
言われっぱなしはアカン!と、この本を読んでいて思いました。
バシッと言える人になりたい。