竹内絢香さんの『がんばらなくても死なない』を読んでいたら、
「他人への嫉妬」
の話が出てきました。
竹内さんが嫉妬を抱いていたのは、同業者である漫画家さん。
フォロワーが何万人もいたり、いいねが10万もついていたり・・。
SNSに流れてくる、バズっている人たちに嫉妬して辛くなっていたそうです。
しかしある日、
「私はこのバズっている作品と全く同じものが描きたいのか?」
と考えて、答えがノーだと気づく竹内さん。
自分が描けるのは、自分の作品だけ。
バズっている作品が描けるのは、その作者さんだけ。
どれだけ相手を羨んでも、自分がバズっている人になることは出来ないのです。
羨む気持ち
私もよく人を羨んでいました。
私が羨ましいと思うのは、
- ブログで稼いでいる人
- SNSで収益を上げている人
- フォロワーが多い人
- 面白い人
などなど。
ここで竹内さんと同じように、
「私は自分が羨んでいる人と、全く同じことがしたいのか」
と考えた時に、多分違うとも思うのです。
ただ、ブログって、
「文章を書いている」
という点では、みんな同じなんですよ。
だから文章が上手い人に対して、憧れたり羨んだりしちゃうんです。
けれど、文章が上手な人と同じ文章が書きたいかと言うと、多分違うんです。
自分が書きたいことは別にありますからね。
けれど、文章が上手い人を無条件で羨ましいと思っちゃうんですよね。
どうして羨むのかな?と考えてみたんですが、
「自分や相手への距離感がなくなっているから」
かもしれないと気づきました。
距離感を無視する頭の大きな老婆。
距離感は大事
冷静に考えたら、自分と相手は別の生き物なんです。
けれどこの当たり前が、嫉妬で分からなくなるんです。
「相手と自分は別の人間なんだから、比べたって仕方がないじゃん」
という声が聞こえなくて、
「同じ人間なんだから私にも出来る!!」
と思うようになる。
いやいやいや、同じ人間ってだけで出来るんだったら、私も吉田沙保里さんになれるって話ですやん。
ばあちゃんも同じ人間だもん、吉田沙保里になれっかな。
とにかく大事なのは、相手が誰であっても客観的に見ること。
特に自分に対しては、距離感がめちゃくちゃ大事!!
距離感を笑顔で無視しようとする女の子。
自分との距離が近いと、自分のことが全く見えないんです。
自分が見えないと、自分にも出来るかもって思ってしまう・・。
冷静に考えたら自分に出来ないことはたくさんあるのに、それが見えない。
本気になれば、何でもどうにか出来る気がするんです。
火事場のクソ力みたいな話か?
自分を知らないと、そんな錯覚が起こるから怖い。
もっと自分を知ろう。
出来ないこと、出来ること、もっとちゃんと知っておこう。
嫉妬ってムダな時間だから。