ビル・パーキンス氏の『DIE WITH ZERO』を読んで、老後の資金について考えました。
この本は、「ゼロで死ぬ」ことを推奨されています。
働き損
現状で休みなく働いて貯蓄に励んでいるとしたら、それはムダな頑張りではないだろうか?
使い切れないお金を貯めるために、働いているのではないだろうか。
お金を残したまま死んでしまったら、それは働いた時間がムダだったということにもなる。
といったことが、本に書かれていました。
お金って使うためにあるというより、残しておかないといけないものになっていますよね。
将来に何があるか分からないから、出来るだけ貯めておきたい。
未来への不安を減らすためにも、お金は貯めておかなくちゃって思ってました。
貯めても不安
でもね、お金を貯めても「安心」って手に入らないな、って思います。
借金ばかり繰り返していたので、貯蓄が出来るようになって「安心」も一緒に手に入ったと思っていました。
まったく手に入れていませんでした。
むしろ逆。
「貯蓄をもっと増やさないと!!」
と思ってる。
これは自分の中に「安心」というものがないんでしょうね。
何かを手に入れたら「安心できる」という意識を変えないと、本当の安心は手に入らないってことですよね。
難しいんだな、これが。
老後の資金
「将来の不安=老後の不安」
と考えて、貯蓄をする人が多いと思います。
ただ考えたいのは、未来の自分のためだけに貯蓄をすることは、本当に必要なことなのか?
例えば現状で、自分がやりたい!と思うことを我慢して、将来のために貯蓄していたとします。
その頑張って貯めたお金が、将来の自分の治療費になったとします。
これって・・とっても悲しくないですか??
長生きしたいという人にとっては、それも必要かもしれません。
けれど忘れたくない、今の自分へのお金も大事だということを。
極端にならないように
とはいえ、本にも、
「老後のために、ある程度の貯蓄は必要」
だと書かれていました。
「貯めるだけもNG」
「使うだけもNG」
ということですよね。
現状で言えば、私も含めて多くの人が「貯めるだけ」に集中している気がします。
将来の不安に備えたいですもんね。
極端にどっちかになるのではなく、うまいことバランスを取っていきたい。
それが難しいんだけど。