モケログ

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中年が平和に過ごすために必要なこと

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荻原魚雷さんの『中年の本棚』という本を見つけた。

 

 

私は今年40歳。

昔から言われている

「四十にして惑わず」

という言葉について考える。

 

40歳になったら迷いがなくなるなんて、本当なのだろうか。

迷ってばかりの人生に終止符が打たれるなんてことが、本当にあるのだろうか?

 

そんなことを思いながら、荻原さんの本をめくる。

すると冒頭で、

「四十初惑」

とあった。

 

そもそも「四十にして惑わず」という言葉は、人生が50年だった時代の話。

今や人生は80年(とか100年とか120年とか・・)。

人生が長くなった分、

「40歳はまだまだヒヨッコだから、40歳になって初めて人生の模索をしたりするんじゃないの?」

みたいな話が書かれていた。

 

40年近く生きてきて、人生って本当に色々あるなーなんて思っていた。

しかし、「四十初惑」と考えると、人生はまだこれからのようだ。

先が長い。

途方に暮れそう。

 

 

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そして40歳以降は、中年と呼ばれて、何かと問題が付きまとう。

以前のように体が動かない。

眼精疲労、肩こり、腰痛、膝の裏切り。

 

さらに、

「これからの人生は、下がる一方なのでは??」

という不安も抱えるらしい。

「昇進はおろか、夢や希望も叶うことはないのではないか?」

 

そういえば、「中年の危機」という言葉もあったっけ。

 

暗く悲しくなる予定しかないような、そんな印象を抱いてしまう中年の時期。

しかし 『中年の本棚』には、

「上機嫌な中年になるために」

という話があって、これは生きるうえでも役立つものでした。

 

上機嫌な中年になるための話に出てくるのは、田辺聖子さんの『星を撒く』

 

 

この本には、

せっぱつまって頭に血がのぼったり、もうアカン・・・人生ゆきどまり、と感じたとき、

「とりあえずお昼にしよ」

と声に出していうことにする。それと、「ボチボチいこか」と組み合わせると、何とか、上手く切りぬけられそうな、立ち直れそうな気がするのだけれど。

『星を撒く』より引用

と書かれている。

 

困っても、怒っても、不安に思っても、どうしようもない時ってある。

そんな時は

「とりあえずお昼にしよ」

「とりあえず寝よ」

などと言ってみる。

 

お腹をいっぱいにしたり、寝てみたり。

そうすると、大抵のことはどうでも良くなるそうだ。

 

焦って動いてたら良いってもんでもない。

人生には「とりあえず」が大事な場面が、いくらでもあるのでは。

気を抜いて、力を抜いて、腹を満たして、寝る。

 

人生ボチボチやってみよ。

 

 

 

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