SNSでフォローしている人に対して、
「あなたの顔は嫌いです。
不快なので顔出しはやめてください。
もっとちゃんとした投稿をしてください」
と、言っている人を見かけました。
「嫌だったらフォローしなければいいのでは?」
と思うのですが、文句を言わずにおられない人って、いらっしゃいますよね。
文句を言うことで、自分のほうが上だと思いたいのか。
文句を言うことで、自分の思い通りに動いてきたという、実績があるのも原因かもしれません。
どちらにしても、迷惑行為なんですけどね。
相手に文句を言う人って、相手に変わってもらおうとしているでしょう?
この態度が傲慢だなと思うんですけど、まるっきり他人事とも思えないのが痛いところ。
私もね、家族に対しては傲慢なんですよ。
夫や子どもたちが、自分の思い通りに動かないと、文句を言ってしまうんです。
変わることが出来るのは自分だけであり、人を変えることは出来ないんだと、分かっているのに文句が先に出てしまう。
そして文句を言ってしまった後に、深く後悔するわけです。
あぁ・・また相手を思い通りにさせようとしてしまった・・ってね。
自分が嫌な気持ちになるから、相手に変わってもらいたい。
これって、とっても自己中心的ですよね。
でもね普段は気づかないんですよ、自己中だってことに。
第三者がしていることを見て、自分を顧みる。
そこで初めて気づくんです。
あぁ、私も同類なんだな・・って。
そこで反省して改善できるかは、人それぞれ。
ちなみに私は、反省しても改善がなかなか出来ません。
どうしたものかと考えていた時に、『なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?』を読んで、
「美しいかどうかで判断する」
という話を発見。
昔の日本人は、美しいかどうかで行動を決めていたとか。
美しくない生き方が「最大の恥」になるので、野暮なことは出来なかったそうです。
正しいかどうかを基準にすれば、そこには永遠に争いが生まれます。
正しさって、人によって違いますもんね。
これを受けて。
美しいかどうかを基準に考えてみるのも、面白いなと感じました。
他人に「顔が嫌い」と言うのは、美しくない。
子どもに怒鳴り散らすのも、美しくない。
美しくないなら、やらない。
めっちゃシンプル!
ですが、これってやってみると、とっても難しい!
「損か得か」
「正解か不正解か」
そういった価値観が邪魔をするんですよね。
この価値観を捨てるところから、スタートしてみます。