「近くに悩みすぎる人がいれば、自分も悩みすぎる人になる」
大嶋信頼さんの『「悩みすぎる」人のトリセツ』に書かれていました。
ミラーニューロンは「相手の真似をしよう」と思わなくても、自動的に脳内で相手の脳の状態を真似してしまいます。
さらに、このミラーニューロンは「相手の動作や言葉の真似をすればするほど、活発に相手の真似をする」ということをします。
と、本に書かれていました。
つまり、家族に悩みやすい人がいたり、同僚に悩みやすい人がいると、自分も悩みやすい人になってしまうらしい。
これって「悩みやすい人」が一人いるだけで、「悩みやすい人」を増殖させてしまう危険がありません??
ネガティブな集団を作り出すのは、めっちゃ簡単なことじゃない??
悩みすぎる原因
本を読む前は私も、
「どうして私は、悩んでばかりいるんだろう・・。」
そんな風に思っていました。
でもこれって親の影響が大きいんだと、本を読んで気づきました。
私の両親は、どちらもネガティブのかたまり。
些細なことでも大騒ぎして、不安を大きくさせるのがメチャクチャ得意!
そういう両親の影響を受け、私もずっと物事を悲観的にとらえる癖がついていました。
最悪の事態を予測するのはもちろんのこと、ただ歩いているだけであっても、
「空から槍が降ってくるかもしれない」
「道路が陥没して落ちてしまうかもしれない」
といった、おかしい発想が次々とあふれて不安になるんです。
これらの不安を、自分で作り出していると思っていたけど、親の影響を受けていたんですね。
実際に上記の言葉は、親が私に言っていたことなんですけど・・いやいや被害妄想もいいとこでしょ。
夫の登場で変化
冷静に考えたらアホなことであっても、本人は大真面目に悩んでいて、それを「当たり前」と思ってるんですよ。
おかしい自分に全然気づかない。
そんな私ですが、徐々に親の考え方がおかしいと気づき始めます。
これは夫のおかげです。
夫はいつも、
「何とかなるでしょ」
という考え方をするんですね。
最初は夫の楽観視するところが、まったく理解できなくて。
どうして物事を深刻にとらえないんだ!
大問題になったらどうするんだ!!
と、心の中で思っていました。
勝手に悲観して大問題にしてるのは、私の頭の中だけなんだけどね。
夫のポジティブにとらえる脳の働きは、私にとっても良い影響を与えてくれて、徐々に超ネガティブからは脱出していきました。
「何とかなる」
という言葉は、何も考えていない人が発する言葉だと、強く教えられて生きてきました。
でも何でもかんでも「大変なことになるよ!!」と恐れたところで、そんなに大変なことは次々と起こりませんよ。
現に私は今まで生きてきて、空から槍が降ってきたことは一度もないし。
その不安は誰が作ったもの?
不安は誰が作っているものなのか?
誰かの影響を受けて、自分が勝手に「不安」だと思っているだけかもしれません。
ここに気づくだけでも、不安がちょっとは減るかも。
本には、
「悩みすぎる人がいたら、近づかないようにする」
と書かれています。
その他の対処法も書かれているんですけど、何よりもまず離れる!!
これがベストですね。
ネガティブはうつるから。
感染しないためにも、出来るだけ離れましょう。